メニュー

糖尿病網膜症の治療

症状

 糖尿病網膜症は、他の糖尿病合併症と同様に、初期にはほとんどが無症状ですが、病気の進行に伴って、さまざまな程度の視力障害が起こります。放っておくと最終的には失明に至ることもあります。見え方に異常を感じるようであれば、かなり進行している可能性もあり、治療を開始しても回復が難しくなることがありますので、眼科で定期的な検査を受けることが大切です。

原因

 高血糖が続くと、網膜の毛細血管を詰まらせたり、血管の壁に負担をかけて、眼底出血を起こします。そのため、血流が悪くなり、網膜に酸素や栄養素が不足し、これが糖尿病網膜症の原因となります。進行すると、硝子体出血や網膜剥離、視力障害、失明を起こすことがあります。

 

治療

治療の基本は、内科にて血糖コントロールをしっかり行うことです。病状によってはレーザー光凝固術を行うことが、網膜症の進行阻止に有効です。レーザー治療で網膜症の進行を予防できなかった場合や、すでに網膜症が進行して、網膜剥離や硝子体出血が起こった場合は、硝子体手術が行われます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME