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緑内障の治療

症状

 緑内障の自覚症状としては、見えない場所(暗点)が出現する、あるいは見える範囲(視野)が狭くなる症状が最も一般的です。多くの場合、病気の進行はゆっくりとおこります。かなり進行してからようやく自覚症状に気づくことがあります。 日常生活での違和感や、疲れと感じる症状の中に、視神経の障害でじわじわ出てきた視野欠損によるものが含まれている場合があります。また、急激に眼圧が著しく上昇した場合(急性緑内障発作)は、眼痛、充血、目のかすみのほか、頭痛や吐き気を自覚することもあります。

検査

 緑内障を診断したり、確定診断後の病気の進行や治療の効果を確認するためにも、定期的に検査を行う必要があります。

(1)眼圧検査

 患者様の目に器械を直接接触させて測定する方法や、患者様の目に圧縮した空気をあてて測定する方法などがあります。

(2)隅角検査

 検査用のコンタクトレンズを患者様の目に押し当てて隅角を観察して診断します。

(3)視野検査

 視野の欠損(見えない範囲)の存在の有無や大きさから緑内障の進行の具合を判定します。

(4)眼底検査

 視神経の障害の程度を判定するために行います。緑内障では、視神経乳頭の中心部のへこみ(陥凹)が大きくなります。人間ドックや健康診断などでは、「視神経乳頭陥凹拡大(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)」と判定されます。当クリニックでも、三次元画像解析装置(OCT)を導入して、視神経乳頭や網膜の神経線維の厚みを測ることにより、緑内障の早期診断や経過観察をより的確にできるようになりました。

治療

    治療の目的は緑内障の進行を止める、遅らせることです。治療方法としては、薬物療法(点眼薬)・レーザー治療・手術があります。緑内障のタイプや症状・進行具合で治療方針を決定していきます。

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